
MC МИР-24Н 35mm/f2
МИР-24Н(ミール24エヌ)。
旧ソ連時代のウクライナ、キエフに「アーセナル」という工場があり、そこでつくられたレンズらしい。
レンズの写真は、KING-2のHPから拝借しました。
ちなみに私の持っている個体はシリアル番号が90から始まるので、多分1990年製。ソ連崩壊前です。
「アーセナル」についてまとめているページがあったので、リンクを貼っておきます。
何についても、それぞれ詳しい方がいらっしゃいますね。尊敬します。
ミールとは、「世界」「平和」といった意味のようです。
残念ながら、今はそんな状況ではありませんが。
ほんとに平和になって欲しいです。
24は、よくわかりません。最短撮影距離が24cmだからかな?
昔のレンズの最短撮影距離はせいぜい50cm程度の場合が多かったので、「このレンズは近くまで寄れるぜ!」という意味なのかも。
エヌはNIKONのエヌのようです。このレンズはニコンFマウントなので。
35mm/f2というスペックは、当時としてはワンランク上というか、一般的には35mm/f2.8というレンズが多かったので、そういったレンズよりは贅沢設計で少し明るいですよという感じです。
このレンズは、フィルムカメラの時からよく使っていました。
少し淡いような、やわらかい感じの描写が好きです。
逆光にはあまり強くありません。すぐフレアが出ます。
ただ、そのフレアの出具合が、画面全体にまんべんなく出るような感じになることが多く、個人的にはそれがやわらかい描写に繋がっているような気もします。
光の条件が良ければクッキリカッチリと撮れ、なおかつ、どことなく淡いような感じにも写るので、私はかなり好きなレンズです。
「MC МИР-24Н 35mm/f2の作例はこちら」(レンズの写真は、KING-2のHPより借用しました)


