
棚田的集落。
昔、大地への刻印という本を読んだことがありますが、人の古くからの営みには、そういう所があると思います。
使えそうな土地に生えている木を切って、土地を水平にして、耕して、水を引っ張って来て、イネを植えて、住む場所を整備して、他の集落や町に繋がる道を整備して、森が迫ってきたらまた木を切って、整備した土地が地すべりなんかで崩れたらまた直して、津波が来たら「ここまで来たよ」という目印の石を置いて…。と、世代を超えて色々とがんばってきた結果が、写真のような景観になっています。
近年は、こういった不便な場所に住む人が少なくなって、大地への刻印が、だんだんと森に戻っていくような流れになってきました。
寂しい反面、大地が傷を癒やして元に戻って行っているのかもしれませんし、仕方のないことなのかな。
刻印を刻んできた人間たちの末裔としては、写真を撮ったり、いろんなことを記録したりして、刻印のなるべく正確な形を後生に伝えることくらいしかできないのかもしれません。
PENTAX KP
Tamron AF Aspherical XR Di LD (IF) 28-300mm/f3.5-6.3 MACRO (A061)
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