
時々、千羽鶴が埃をかぶったり、雨に濡れてしょんぼりな感じになったりしているのを見かけます。
綺麗な折り鶴を長持ちさせるために、ビニールでカバーをしたのでしょう。
先っぽだけカバーが届いていませんが、それがまた「ホントの実力はこんな感じなんだぞ」と、美しさをチラ見せ誇示しているようにも見えます。
そもそも千羽折る自体ですごい手間だと思います。
それを一体一体心を込めて折り、色を揃えて糸で繋いで、カバーをかけて先っぽだけちょっと出して、神様にお祈りして丁寧に掛ける。
お会いしていない作者の心持ち自体を推し測ることはできませんが、その美意識は痛いほど伝わってきます。
まさに敬服します。
PENTAX KP
smc-FA Limited 31mm/f1.8 AL