中村大王という地名、珍しいですよね。
昔、何かの大王さまが住んでいたのでしょうか。
今のところ、私は、その地名に関する情報は、持ち合わせていません。
ただ、中村大王下地区には、私の知ってる限りですが、小さな神社が4つあります。
小さいとは言え4つも神社がある地区は、珍しいと思います。
4種の異なるルーツを持つ人々が住んでいた?
普通の地区は、小さい神社はまとめて一つの神社にするが、それを現代までせずにきた?
謎は深まりますが、答えは霧の中。
写真の箸蔵神社は、4つの小さい神社のうちの一つです。

箸蔵神社の全景。
共同アンテナのようなものや、趣味の無線用のアンテナも立っています。
そして、周囲より少し背が高い木が、数本立っています。
一般的に、神社の場所は、遠くから見ても、周囲より少し高い木があるかどうかで、だいたいわかります。
また、見晴らしの良い場所にあることが多いです。
箸蔵神社の場所は、周囲から少し出っ張っていて、あたりを見下ろせるようなところです。
アンテナが立っているのも、場所が出っ張っていて、電波が入りやすいんでしょうね。

神社の裏から撮影したもの。
中央に数本立っている木の間に、祠があります。
霧の中で、ちょっと幻想的な感じでした。

正面から撮影。
木製の鳥居、祠もホントに小さいもので、手作り感満載ですが、祠の周囲に、祠を守るように植えられた木が、神聖な空間の雰囲気をつくり出しています。
きっと、最初は何も無い場所に、石でも置いて祈りの場をつくり、その周囲を囲むように、木を植えたんでしょうね。
ここを祈りの場と定めた昔の人の気持ちが、今に伝わってくるような、そんな力強い感じのする神社でした。
規模は小さいけれど、祈る気持ちの大きさは、とてもよくわかります。
Panasonic TX-2