2022年05月27日

Carl Zeiss Planar T* 35mm/f2 (Contax G)

planar35G焦点工房.jpg

Carl Zeiss Planar T* 35mm/f2 (Contax G)

このレンズを買った当時、コンタックスG2というカメラが出たばかりで、現代における適度に高級なカメラとして、結構話題になりました。
世の中はオートフォーカスの技術革新が進行中でしたが、京セラのヤシカ/コンタックス一眼レフの方は、MFレンズのまま進んでいました。
京セラは、別途ミラーレス?のAF小型カメラとして、新たにGシリーズを展開していたところです。

多分、京セラは、ライカを意識してたのかな?
M型ライカをAF化したら、こんなカメラになるといったイメージを、具現化してみたのでしょうか。
そして、35mm/f2というと、あの超有名レンズが思い浮かびます。
その昔、高名な写真家がこぞって使っていたという、家が1軒買えたとか買えなかったとかいうやつです。
今、中古で買おうと思っても、まだまだ簡単に買えるような金額ではありません。
それに較べると、似たようなスペックのこのレンズは、ある程度現実的な値段で入手可能でした。

よく、「このレンズは色のりが良い」とか言いますが、私が使ったことのあるレンズでその表現が一番しっくりくるのは、この35mm/f2を始めとするContax Gレンズの面々です。
私は全然素人でよくわからないのですが、人に聞いたところによると、広角レンズは特に、フランジバックが短い設計の方が、良いレンズをつくりやすいそうです。
Gレンズの面々の写りを見て、なるほどなーと合点したことを、よく覚えています。
色のりも良いですが、あの超有名レンズと較べても、新しいレンズらしい線の細かい描写が特徴的だと思います。
較べるのがおこがましい感じもしますが。

そして、私がこれらを入手した時は、シャンパンゴールドの塗装のモノしか無かったのですが、その後すぐに、ブラック塗装のモノが発売され、すんごく羨んだ記憶があります。
物欲は、キリがありませんねー。ほんとに。
でも、フィルムカメラを使わなくなった今、デジタルでもなんとか古い機材が使えるような時代になり、ありがたい限りです。
ちなみに、最近、あの超有名レンズの復刻版が、焦点工房から発売されているようです。

「Carl Zeiss Planar T* 35mm/f2 (Contax G)の作例はこちら」

(レンズの写真は、焦点工房のHPより借用しました)



posted by ケロトン at 00:27| ●CX-Gレンズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする