
(レンズの画像は、
CAMERA FAN のHPから拝借しました)
「ペンタックスを中心に…」とか言いながら、最近全然ペンタックスを使っていない「今日のピント合わせ」。
久しぶりにペンタックスを使ってみました。
と言っても、PKバヨネットマウントではなく、M42スクリューマウント時代の開放f1.4、古くて明るい標準レンズです。
当時は、ニコンなんて高級品はとても買えないけど、コスパの良いペンタックスなら、ワンランク上の明るいレンズにも手が届くかも!という時代。
当時のカメラ好き庶民の、希望の星のようなレンズでありました。
最近、古いレンズを新しいカメラにつけて使っていてよく思うのですが、ファインダーの見え具合、ピントのキレというか、MF時のピントの合い具合が良いレンズと悪いレンズの違いというのは、明らかにあります。
勇気を出してごく大雑把に言うと、ズームレンズより単焦点レンズの方が良い、普及型のコストカットレンズより高品質が売りのレンズの方が良い、といった感じでしょうか。
被写界深度の深さの違いなんかもあるかもわかりませんが、それ以上の「画面の質の良さ」のようなものがある感じがします。
実際、撮影してみた結果も、見え方が良いレンズの方が、写りが良いことが多いです。
そしてこのレンズは、そう、見え方が良いレンズの方ですね。ピントのキレが良く、撮影していて気持ちが良いです。

ツツジの花。
昼間暖かく夜寒いといったこの地の気候のせいもあるかもしれませんが、6月に入った今になっても、ツツジの花が時々残っています。
古いコーティングのせいでしょうか、全体的に少し黄色味がかっていますが、なかなか綺麗に撮れました。黄色味は、レンズの味、としておきましょう。

咲き始めの紫陽花。
わりと綺麗に撮れました。たしかf8だったと思います。でも、結構ボケも効いて、ボケ方もなだらかで綺麗ですね。ピントが合ってるところは、柔らかめではありますが、なかなかシャープな感じに写っています。

海で遊ぶ人たちの上空を飛ぶ飛行機。
逆光気味で、画面全体がやや渋めな感じです。昔、観光地で見た、色あせた絵はがきのような感じ。地味好きの私好みの写真です。

暑い中、ひっぱりまわされて、迷惑そうな犬。
この後、ソフトクリームを一口舐めさせたら、白目をむいて旨そうにペロペロしてました。

椰子の木と飛行機雲。
この写真も、観光地の色あせた絵はがき系の写真。
昔は、絵はがきが風化して、インクが色落ちを起こしてるんだと思ってましたが、昔のコーティングのレンズが、こういった系統の描写をしていたんですね。新しい発見でした。
Panasonic GM-5
Super-Takumar 50mm/f1.4