
(レンズの写真は、
ソビエト連邦カメラのHPから拝借しました。)
ЮПИТЕР-3 5cm/f1.5 を使ってみた。
ゆぴてる-3。
日本では「ジュピター-3」と呼ぶことが多いです。
L39ライカスクリューマウントの、ソ連製のレンズ。
ちなみに、以前ご紹介したМИР-24Нはウクライナ製。今回のЮПИТЕР-3はロシア製のようです。作られた時代の国はソ連だったので、どちらもソ連製のレンズだと言えますが。
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またまた、その筋に詳しいHPのリンクを記載させていただきます。
「ソビエト連邦カメラ」このHPはホントにすごいですね。
よくこれだけ調べたものです。
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私の持ってる個体は、
KMZというモスクワ近郊にある工場で作られたもののようです。多分1955年製。
そして、この
HPの記載によると、ЮПИТЕР-3は「スバラシイ!」と言う人と「ぜんぜんダメ!」という人がいるらしく、個体差に注意とのこと。
私のは、ピントリングの回転がかなり重く、また、場所によって重くなったり軽くなったりするので、ちゃんと写るのかどうか、使っていて結構不安になります。
結果として、写りはわりと良いので、助かりました。
また、
「デジカメWatch」の2016年の記事によると、LomoとKMZのコラボ企画で、ЮПИТЕР-3の復刻として「New Jupiter 3+1.5/50 L39/M」という製品が出ていたと知り驚愕!
さっそくLomoのHPを見に行ってみましたが、掲載が無いので売り切れたのかな。
とても残念ですが、売り切れていて良かったかも。
悩む必要が無くなりましたから。
以降の作例は、全部micro4/3での撮影なので、焦点距離100mm相当の画角になります。
しかし、画角の変化があるとはいえ、昔のレンズを簡単にデジカメで使える時代になって、私は幸せです。

最初の写真は海。
f8くらいまで絞っているので、パンフォーカス状態で、綺麗に撮れました。
さすがゾナーのコピー。

2枚目の川の写真も、水面の波紋の光の反射が綺麗に撮れた感じです。

3枚目のお地蔵さんは、f8で最短撮影距離(1m)あたりでの撮影。
後ろボケがちょっとうるさい感じがしますかね。

4枚目のヒノキの葉っぱ。確かf2.8くらいだったと思います。
なだらかで綺麗なボケになってくれました。

最後は犬。
スバラシイ。
とても1955年製のソビエトレンズだとは思えません。
Panasonic GM-5
ЮПИТЕР-3 5cm/f1.5